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絶対に後悔しない太陽光発電所のO&M(メンテナンス)会社の選び方とは

太陽光発電所の発電量は電気主任技術者の月次点検だけで維持できる?

2022/07/08

2017年に施行された改正FIT法によって義務化された太陽光発電所のO&M(運転の管理とメンテナンス)。安定して収益を上げるためにも、どこにO&Mを依頼するかは注意が必要です。

この記事ではO&Mを行う会社をメインの業種ごとに分類し、会社ごとの対応範囲を紹介。O&M会社を選ぶ際に重視すべきポイントについて解説します。

太陽光発電所のO&Mは、業種ごとに対応範囲が大きく異なる

太陽光発電所のO&Mを取り扱う会社・個人は多く存在します。今回、弊社ではO&Mを行う業者を比較し、「販売・施工会社」「電気保安法人」「太陽光に特化したO&M会社」の3つの業種に分類しました。それぞれのサービス対応範囲を大きく分類すると以下のようになります。

太陽光発電所のO&Mを取り扱う会社・個人は、大まかに「販売・施工会社」「電気保安法人」「太陽光に特化したO&M会社」の3つに分類できます。

※表はあくまでも一般例です。会社・個人ごとに対応が異なるため、検討する際はメニュー内容を確認することをおすすめします。

販売・施工会社はO&Mを依頼するまでのハードルが低い

まず1つ目が、太陽光発電所を販売・施行した会社がそのままO&Mを受けるケースです。一番の特徴として「依頼までのハードルが低い」ことが挙げられます。売買または施工の契約時にO&Mもあわせて依頼できるため、電気保安法人やO&M専門会社と違い、自分で会社を探す必要がありません。

これらの会社は、発電所の構造や状態を把握しているため、トラブル発生時にすぐ対応でき、修理が必要な場合はそのまま工事対応もできます。

なかにはO&M専門の部署を抱えている会社もあり、そういった会社は発電量分析や改善案の提案が標準サービスに含まれているケースが多いです。しかし、法律上必要な電気主任技術者による月次点検は対応できない場合がほとんどのため、点検は別に手配する必要があります。

電気保安法人は受変電設備のプロフェッショナル

2つ目が電気保安法人にO&Mを依頼するケースです。電気保安法人と一括りにしましたが、このグループに該当する職種としては、電気保安協会や、電気保安法人に所属する電気主任技術者、または個人で活動する電気主任技術者などが挙げられます。

電気主任技術者の資格保有者は、電力系統など受変電設備側の点検についての知識が非常に豊富です。一方、保安業務がメインのため、他の業種と比較すると、各担当者の発電設備側(太陽光パネルやパワコン)の知識量にバラツキが見られます。

また発電量監視や低下に対する解決策の提案、二次対応(機器の交換・修理対応)を行っていないケースも多いです。この場合、発電設備側のO&Mについては別の会社に依頼する必要があります。

太陽光に特化したO&M会社は発電設備のサービスが充実している

3つ目が、太陽光発電所のO&Mに特化した会社が管理・メンテナンスを行うケースです。太陽光発電所に特化している分、点検のクオリティが高い会社が比較的多く、発電量モニタリングやアラート監視が基本メニューに含まれているなど、サービスが充実している会社も多数見受けられます。

ただし、自社に電気主任技術者を抱えていない会社もあるため、その場合は受変電設備側の保安管理を別の会社に依頼する必要があります。

また修理対応ができる会社であっても、施工会社のように土木工事のノウハウはないため、排水溝の設置や土壌の品質改良などの対応は難しい場合が多いです。

電気主任技術者による月次点検だけでは、発電所はベストの状態を保てない

発電事業者の中には「O&Mは年に4回の月次点検さえ行っておけば大丈夫」と考え、電気保安法人や個人の電気主任技術者だけと契約している方もいるかと思います。

しかし、O&Mで大切なのは「トラブル発生時いかに早く解決できるか」と「トラブルの発生リスクをいかに最小化できるか」です。月次点検の実施は大切ですが、日頃の管理を怠ると故障や異常に気づけず、それらのトラブルを放置した分だけ売電収入が減少してしまいます。

電気主任技術者による月次点検だけでは発電所をベストの状態に保てないため、日頃から適切な運用管理・保守点検を行う会社と契約することをおすすめします。

O&M会社選びで重要なポイントは「価格」と「サービスの内容・質」

O&M会社選びで重要なポイントは「価格」と「サービスの内容・質」のバランス

O&Mは当然、価格は安いに越したことはありませんが、必要なサービスが含まれていないと有事に対応してもらえない、または追加料金が発生する場合があります。長期間に渡って安定した発電量を維持するためにも、O&Mは価格だけでなく、サービスの内容・質も重視すべきです。

太陽光発電所のトラブル発生リスクを最小化する、またはトラブル発生時に速やかに対処するためにも、最低でも、下記のサービスが含まれたメニューを選ぶことをおすすめします。

・年に4回の法定点検(月次点検ともいう。キュービクルが特殊なものや、構外に電線路があると6回必要)
・緊急駆けつけ
・アラート監視
・発電所経営に関する相談対応(法改正や、異常かどうか自分で判断できない場合の相談窓口)


またサービスの質について、O&M会社の検討時に確認したいポイントは以下です。

①発電所を常に監視し、トラブルが発生した際にすぐ駆けつけられるか

適切なO&Mを行う会社は、常時アラート監視を行っているため、トラブルが発生するとすぐに発電所オーナーに電話をかけ、緊急駆けつけを行ってくれます。これで売電ロスを最小化できます。

しかしO&M会社の中には、アラート監視がメニューに含まれているにも関わらず、アラートを見ていない会社も多く存在します。そのため発電所オーナーが連絡するまでトラブルに気づけない、もし気づいたとしても対応に人件費が発生するので放置する場合もあるため見極めが重要です。

②異常の原因をすぐに特定し、早急な解決が可能か

太陽光発電に関する知識・ノウハウが豊富な会社は、異常が発生した場合、すぐにその原因を特定。発電ロスと修理費用を比較し、必要であればそのまますぐにトラブルを解決へと導くことができます。さまざまなトラブルに対して、早急な解決が必要かどうか判断できるか、そして必要な場合すぐに解決できるかも重要なポイントです。

一方、O&Mの経験や太陽光発電の知識があまりない会社は、もし異常に気づいたとしても、その原因をすぐに特定できません。対応策もそこから導き出す必要があるため、解決するまでに時間がかかります。

太陽光発電所のO&Mは、業種ごとに対応範囲が大きく異なる

③発電量をただ見るだけでなく、分析し、増加に向けた提案ができるか

発電量については、常に監視・分析を行う会社もあれば、ただ​​発電量を見ているだけの会社もあります。前者は発電量が低下した際、すぐ異常に気づき、どう対応すれば発電量を元に戻せるか、または、今より発電量を増やすにはどうすればいいかの提案に向けた対応ができます。

しかし後者の場合、発電量が急激に低下しても改善策の提案ができません。天候不良や設備の劣化が原因だ、と結論づけて終わってしまいます。発電量が減っている(または、売電収入が下がっている)にも関わらず、異常の可能性を指摘しない会社は要注意です。

④トラブルに発展しそうな箇所を発見し、解決策の提案ができるか

一言で点検といっても、発電設備の状態を細かくチェックし、トラブルに発展する可能性のある箇所を発見、そこから解決策を提案できる会社もあれば、ただ発電所の敷地内を眺めて回るだけの会社もあるので、そこの見極めも重要です。

ドローン点検が基本プランに含まれているか、または低価格で対応してもらえるかどうかも確認しましょう。サーモカメラを搭載したドローンを使用すれば、目視の点検では発見できないパネル内部の異常を発見できます(下図参照)。

太陽光発電所のパネル内部の異常はホットスポット、クラスタ異常、ストリングス全体の異常と多岐にわたります。

⑤点検だけでなく修理・交換対応もできるか

点検で異常を見つけた際にどう対応するかも重要なポイントです。適切なO&Mを行う会社は異常を報告するだけでなく、補修提案もできます。その会社に施工の知識や技術がある場合、そのまま修理・交換を行うことも可能です。

点検時に、トラブルに発展しそうな箇所や小さな異常があっても、対応できない会社の場合は外注先を手配しなければならず、コストが上乗せされ、その分だけ売電ロスが発生します。しかし自社で対応できる場合は、その場で修繕できます。自社で修理・交換対応ができる会社はトラブル対応スピードが早いので、発電ロスを最少限にできます。

発電所のトラブルは売電収入に直結するため、O&M会社は価格とサービスの内容・質を比較した上で決めることをおすすめします。

発電所オーナーの視点に立ったO&Mができるかが重要

発電所オーナーの視点に立ったO&Mができるかが重要

afterFITは、太陽光発電所の土地開発から施工、メンテナンスまでを一気通貫で手掛ける会社です。太陽光発電の普及にあたって生じる課題の解決を行っています。

afterFITは「低価格・高品質のO&Mを全国各地で提供したい」との思いから、全国に拠点を構え、各地に電気主任技術者などの資格保有者が在籍しています。幅広い事業を手掛ける中で培ったノウハウ・技術力を活かし、発電所オーナーの視点に立ったO&Mを提供できるのが強みです。

冒頭で述べた三つの業種とafterFITを比較すると以下のようになります。

afterFITは幅広い事業を手掛ける中で培ったノウハウ・技術力を活かし、発電所オーナーの視点に立ったO&Mを提供できるのが強みです。

オペレーションでは、常にアラート監視、発電量分析を実施。問題発生時は緊急駆けつけを行い、トラブルを迅速に解決します。発電量分析では、発電量が減少した際、原因を明らかにした上で改善案の提案を行います。

メンテナンスは電気主任技術者の資格保有者が担当。太陽光発電所の開発〜施工を行う中で培った知識をもとに、受変電設備だけでなく、発電設備に対しても高いレベルのメンテナンスが提供できます。これにより発電設備と受変電設備のO&Mを別々に依頼する必要がなくなり、afterFIT1社でO&Mを完結できます。

またドローン点検では、1MWあたり約15分でパネル内部の異常を確認できます。通常、ドローン点検は外部に委託する必要があり、どうしても高額になりがちです。しかしafterFITの点検は基本メニューに含まれております。ドローンの資格を持つ電気主任技術者が操作し、パネル内部の異常を速やかに発見、解決へと導きます。

afterFITのドローン点検について、詳しくは「売電収入が増える!太陽光発電所の発電量を増やすドローン点検とは?」で解説しています。

発電所の施工で培った知識を活かし、二次対応(修理・交換対応)も可能です。発電所の土地開発も行うため、洗掘が多い発電所の土壌改善など、土木工事もできます。洗掘は根本を解決しないと、毎年土で埋めるためだけに多額の費用がかかるため、注意が必要です。点検時に異常を発見した場合も、簡単な修繕であればその場で対応します。

afterFITのO&Mは、サービスのほぼ全てを外注せず自社で取り組んでいるため、外注費用や手数料をカットした、低価格の料金プランを提供しています。太陽光発電所の容量ごとに価格は異なりますが、受変電設備のO&Mを電気保安法人に依頼する場合とほぼ同等のコストで、O&Mを承ることができます。また低圧・高圧・特別高圧に関係なく、全ての発電所に対して高品質のO&Mができるのが強みです。

「もしかしたら発電量が少ないかもしれない」と感じた方はもちろん「もっと発電量が増やせるかを知りたい」など、太陽光発電所の運用にお悩みがございましたら、お気軽にafterFITにご相談ください。電話一本・同行不要の無料現地調査も承っています。

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