Interview

社員インタビュー

地球環境を救う、再生可能エネルギーの安定化というミッションは、短期ではペイしません。

Profile

宮澤 惇
(afterFITニックネーム:ぴょんす)

1988年生まれ。長野県出身。
国内銀行を経てマーケティングオートメーション事業会社を立ち上げる。
その後、財務・投資・事業継承のコンサルティングを行う。2019年よりafterFITにて財務チームに所属。
現在はFAチーム(Financial Alliance Dept.)にて金融機関向けファイナンス組成の開拓を担当。
趣味はアイスホッケー。小学生から大学時代まで続け、現在は母校のアイスホッケー部の監督を務める。

都市銀行に就職
禅問答のようなフォント論争(一例)

これまでのキャリアを教えて下さい。

東大から新卒で都市銀行に入行しました。中央区の支店で、運輸・エネルギー・製造の中堅中小企業の営業を担当。拡大期から停滞期まで、各局面にある企業とお付き合いすることで様々な経験ができました。
幸い、評価されたのか本店の大手企業法人営業部門に配属されました。
花形部門でしたが、仕事は失敗が許されない固い取引。主な仕事は資料を細部まで検討して作り込むことでした。早朝までかかって、取引先に見せる資料にふさわしいフォントは明朝体かゴシック体かを議論する。まるで禅問答です。感想は・・・本当にどっちでもいい。

プレイするゲーム自体が違うんじゃないか?
本当の意味でのベンチャーに転職

銀行内では、職務中に談笑しているだけで部屋の向こうにいる先輩が飛んで来ました。
ものすごく遠くから。「なに笑っているんだ?」と叱責されます。仕事中は表情を出さなくなりました。
このフォント選定や談笑への注意は、取り引き先企業の担当者や関係者から「どう見られるか?」を意識するということです。もちろん大切な視点です。ですが、こうなっては、プレイするゲーム自体がちょっと違うんじゃないかな、と感じるようになりました。
そこでベンチャー企業に転職しました。
本当の意味でのベンチャーに入りたかったので、既に知名度のある企業は断り続けました。結果、起業3社目という社長が一人目の社員を募集していることを知りました。2社目を売却したばかりのタイミングです。afterFITに入る前は、この会社でマーケティングオートメーション事業を立ち上げました。創業社長と二人三脚で仕組み作り、資金調達まで何でも担当しました。

投資するお金の中に見える人の姿

修行先は人間関係が固定化した地元ではなく、都市部を選びました。最終的に財務・資金調達で家業に貢献するつもりでした。
家業でも事業投資がありましたが、こういう経験を通じて、僕は投資するお金は従業員が作ったものであり、その中にある働きや想いを感じ取ります。
そんな自分にとっては、銀行内の政治的な駆け引きやフォントによる印象の違いは・・・学びたいことではありませんでした。
僕は今30歳ですが、35歳になった自分、60歳になった自分の「未来の姿」から現状で何を取り組むかを考えます。自分がこの先銀行で経験を積んで、大手企業内では“いけている人”になれたとしても、定年後、外の世界で苦労するのではないかと感じました。さらに普段近くで一緒に過ごす人の顔も重要です。顔立ちそのものではなく表情。笑顔のいい人がいいです。

次世代に何をつなげるか
「地球環境を大切に」を、リスクをとって行動している

再生可能エネルギー事業のafterFITに入った動機は?

afterFITが財務部門の人員を募集していると知り、代表のかんちゃん※1と会いました。その時、この社長の人柄から事業が伸びそうだなと感じました。シードステージのベンチャー立ち上げの経験を通じて、伸びる企業を見る目は持っていると・・・自負しています。
「地球環境を大切に」と掲げる企業は多いです。ですが、真剣に考えて、環境を救うための行動をリスクを取ってやっている。そんな人や企業は少ないです。
基本的に「投資」のリターンは、得られる利益そのものではなく、次世代に何をつなげるかです。投資資金を作った人のことを思えば無駄遣いはできない。未来を作っていくためにこそ使って欲しい。
地球温暖化を止め、地球環境を次世代へ残すことは、想いをつなぐことと同じです。エコやサステナビリティに真剣に取り組んでいるこの会社を伸ばしたい。そのため、投資ではなく、自分の人生の時間を投入して働いています。

再生可能エネルギーの活用がより拡大する潮流を
ファイナンス面から作りたい

afterFITではどんな業務を担当していますか?

決算の他、太陽光発電所取引に関わるファイナンス組成の流れを作っています。FAチーム(Financial Alliance Dept.)として全国の金融機関を開拓しています。
個人的にもFIT制度※2の後、アフターFIT時期の太陽光発電事業について課題を感じ、どんな未来を描けるか、知りたい気持ちがありました。
個別企業や投資家のためではなく、アフターFITに再生可能エネルギーの活用がより拡大する潮流を作りたい。そのために金融機関の理解と協力を得て、ファイナンス案件の資金調達ができる流れをデザインしていきたいです。

この会社は無理して大人にならない方がいい
貧乏こそ最大の家庭教師

afterFITに入ってみて企業風土について感想はありますか?

afterFITは、ベンチャーらしいベンチャーのまま、無理して大人にならない方がいいと思います。
地球環境を救う、再生可能エネルギーの安定化というミッションは短期ではペイしません。社会にインパクトを与える事業を手掛けているのだから、もうしばらく今のままでいたらいいと思います。IPOで、うるさい関係者が増えるより、このまま進んでいった方がいい。贅沢をせず、組織のフラットな感じもそのままで。

これからafterFITに入社する人にアドバイスをお願いします

僕は普段の生活は華美にせず「貧乏こそ最大の家庭教師」という考え方です。同じくafterFITはベンチャーであり、何一つ揃っていません。
仕事も新しいことに挑戦しているため前例もありません。
不自由でも、地球環境を次世代へ残したいという想いがあれば、事業を作っていくことができます。愚直に、太陽光のことを研究して、再エネに取り組んでいる会社です。真剣に行動に移せる人にとってはやりがいがあると思います。

  • ※1.かんちゃん 代表取締役 谷本貫造の社内ニックネーム。社内では全員ニックネームで呼び合う。
  • ※2.FIT制度 再生可能エネルギーの固定価格買取制度。FIT(Feed-in Tariff)。再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度。日本では2012年より開始。