Interview

社員インタビュー

誰も到達したことのないゴールへ
戦いでもあり、挑戦でもある。
それが新電力の面白さ。

Profile

伊藤 走馬
(afterFITニックネーム:ぞーま)

1981生まれ。石川県出身。
大手石油会社でプラント設計の仕事を経験したのち、新電力系の企業に転職し電力の需給管理業務を行う。
蓄電池を手がけるベンチャー企業を経験後、2019年3月afterFITに入社。
現在は新電力チームにてノンFIT電源の調達や需給調整に向けたビジネスの立ち上げを担当。

エネルギー業界一筋の社会人生活

これまでのキャリアを教えて下さい。

2007年に大手の石油元売会社へ入社し、プラント設計の仕事をしていました。岡山県や本社で勤務後、韓国に約2年間駐在しました。韓国企業との合弁会社を作り、1千億円規模の大型プロジェクトの管理を経験しています。
8年間ほど勤務したのち、新電力系の会社に転職しました。日々の電力量の需給管理を担当し、お客様に電気を届けるために、時間単位で需給を調整するオペレーション業務を行っていました。
電気はもちろん、お金の流れも毎日見ていたので、電力事業とはどういった収益構造で成り立っているのかということも学びました。
ずっとエネルギーに関わる仕事をしてきています。

不安定な再エネは蓄電池と組み合わせるべき
実現を目指しafterFITへ入社

電力の需給調整を行う中で再生可能エネルギー、特に太陽光発電の影響が強くなってきているのを感じていました。
その背景にはFIT制度※1による発電所の急増があるわけですが、今までの電力供給の構成に太陽光が加わることで世界が一変し、今後伸びていくだろうと確信しました。
加えて、不安定で扱いにくい太陽光のエネルギーは蓄電池と組み合わせて供給することが必須だと考えていました。それを具現化できる会社を探す中でafterFITに出会い、入社しました。

使命は啓蒙も含めてピュアな再エネの価値を広めていくこと

新電力事業とはどのようなものですか?

再エネ100%の電気を供給する電力会社として事業を始めるため、ビジネスモデルの構築を行っています。
ターゲットとしてtoBとtoCの両方を想定しています。

toBの場合、まさに今RE100などに後押しされて、企業からの再エネのニーズが高まっています。
RE100を達成するためには再エネの安定供給が必須ですが、それが出来る事業者がまだいない中、ニーズだけがどんどん高まっていく。
そういった流れの中で、事業者として安定的に再エネを供給できる体制を作り、再エネの普及に貢献したいと思っています。
具体的な手段でいうと、蓄電池の活用やEMS※2と呼ばれる電気の需給調整システムの構築などがあります。

toCの場合も、地球温暖化や気候変動の問題から、このまま化石燃料に頼るのは限界だと考える環境意識の高い消費者が増えてきています。
そのような人々に対し環境への負荷が少なく、非化石証書やFITに頼らないピュアな再エネを、本当に価値のある電気として届けて普及させていく。
啓蒙も含めて再エネの価値を広めていくことが我々の使命だと思っています。

普段はどんなお仕事を担当していますか?

ピュアな再エネを供給するためには3つのポイントがあります。
1.FITに頼らない電源を作り電力を調達すること、2.コストを下げること、3.調整が難しい中で需給をコントロールすること。
いち早くその世界を実現するためのビジネスモデルを日々検討しています。
例えばPPA※3といった電源調達のためのビジネスモデルを考えたり、蓄電池をどこに置きどう使うかを検討したり、ビジネスとして成立するかなどを考える仕事をしています。

電力の成り立ちが大きく変わる
今までの延長線上ではなくなり、ゲームチェンジが起こります

afterFITが新電力事業を行う上での強みはありますか?

自社でEPC※4事業を持っていることが強みです。メガソーラーの豊富な建設実績があり、質の高い発電所を作れます。これは電力会社としてコスト削減面でも非常に役立ちます。
世の中には新電力と呼ばれる事業者が600社以上しのぎを削り、熾烈な価格競争が起こっています。
特に電源を持たない事業者の場合、電力の調達は電力市場に依存することになり、わずかな価格の変動にも大きく影響を受けます。結果、価格設定がギャンブル性を持ってしまいます。
上手く立ち回れず、倒れる事業者が後を絶たないのが現実です。
そういう世界にどうチャレンジしていくか。
飛び込んでいける力がafterFITにはあると信じています。
ベンチャーならではの機動力とスピード感で、急速に変化するニーズについていけるのも大きいですね。
グレタ・トゥーンベリさんの気候変動に対する呼びかけやRE100の広がりによって、今後再エネニーズは急増していきます。
つまり求められる電力の成り立ちが大きく変わる。今までの延長線上ではなくなり、ゲームチェンジが起こります。
具体的な時期は分かりませんが、その時は確実に近づいています。今までの戦い方では通用しなくなり、太刀打ちできずに淘汰される企業も出てくるはずです。
来たるべきゲームチェンジに備えて喧々諤々議論をしながら、準備を着々と進めています。
誰も到達したことのないゴールを目指す戦いでもあり、挑戦でもあります。
そこがこの事業の面白さです。

再エネと蓄電池の組み合わせがとにかく好き
チームで支え合いながら難しい挑戦に立ち向かう

モチベーションの源はなんですか?

我々ベンチャーが大企業を凌駕する、大番狂わせの瞬間を見たいというのが大きいです。
あとは単純に、再エネと蓄電池の組み合わせが面白いんです。
暑い日には電力需要が高まったり、休日はオフィス電力使用量が下がる一方、小売店で上がったり……。電力の需給を通して人々の生活が見える。その上で需要を予測して電気を作るのが楽しいです。予測が当たったり外れたり、なぜそうなったのかを考えたり。ゲーム感覚に近いかもしれません。
また、チームメンバーの存在も大きいですね。新電力チームにはそれぞれ異なる得意分野を持つメンバーが揃っています。
各々自分が貢献できることを考え、能力を持ち寄って一つのものを作り上げていく過程では、個人としてはもちろん、チームとして成長している実感を得られます。
単なる馴れ合いではない、程よい緊張感のある関係で、仲間意識を持って仕事に取り組めています。
息抜きしたいときには、休日に子どもと遊んだり、アニメを見たり。子どもは男の子が二人いて、上が7歳、下が4歳。最近はブロック玩具でよく一緒に遊びます。
子どもそっちのけで自分が没頭してしまって、「どっちが子どもか分からない」と言われることも……。
原生林が好きなので、キャンプや旅行で山に入って森で佇んだりもします(笑)。そんな時には大自然の凄さやありがたさを痛感します。
こうした自然への憧れが、再エネに取り組む動機のひとつになっているかもしれません。

「やりたいこと」×「やれること」を何倍にも伸ばせる職場

これからafterFITに入社する人へアドバイスをお願いします

自分自身、合わない環境で苦しい思いを何度も経験してきました。自分のやりたいことを見つけるには、とにかく色々やってみないと分かりません。
まずは動いてみること。これが大事だなとつくづく感じています。
afterFITはとても働きやすいです。枠にはめられず、やりたいことに挑戦できる会社です。
かんちゃん※5がよく言う「自由と責任」という言葉が僕も好きです。
やるべきことをやっていれば、立場や時間、上司の考えに縛られることがない。社長にダイレクトに言いたいことを言えて、それが正しい意見であれば実現しやすい環境です。
一言で言うなら“「やりたいこと」×「やれること」を何倍にも伸ばせる職場”。
数あるベンチャーの中でも珍しい風土だと思います。

  • ※1.FIT制度 再生可能エネルギーの固定価格買取制度。FIT(Feed-in Tariff)。再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度。日本では2012年より開始。
  • ※2.EMS エネルギー管理システム(Energy Management System)。情報通信技術(ICT)を用いてエネルギーの使用状況を管理するシステム。
  • ※3.PPAモデル 太陽光発電設備の設置やメンテナンスを無償で提供し、発電した電気を継続して買い取ってもらうビジネスモデル。
  • ※4.EPC Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(建設)の頭文字を取った言葉。3つの工程を一貫して引き受ける事業を指す。
  • ※5.かんちゃん 代表取締役 谷本貫造の社内ニックネーム。社内では全員ニックネームで呼び合う。